ジャンジャン横丁

大阪市浪速区

通天閣と串カツ屋で大阪有数の観光地となった新世界一帯。その南側に伸びるアーケード商店街「ジャンジャン横丁」もまた大衆文化色濃い街並みが連なっている場所だが、この辺も軒並み観光地化していて串カツ屋に行列する観光客がいたりして雰囲気が変わった。正式名称は「南陽通商店街」というそうだが現在では殆ど使われていない。狭い道幅の商店街の両脇に串カツ屋及び大衆食堂やレトロ喫茶が密集し、オッサン達が真剣勝負を繰り広げる将棋クラブや雀荘やらがあったりして今でも独特の雰囲気がある。元々は戦前の大正10(1921)年に新世界と飛田遊郭の間を結ぶ通り道として開かれた商店街で、愛称の「ジャンジャン横丁」の由来はかつて新世界から飛田へ向かう遊客が行き交う道すがら、三味線や太鼓の音がジャンジャン鳴り響く賑やかな商店街だったからという所から来ている。

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