富岡八幡宮

江東区

物件情報

東京の下町・深川を代表するエリア、江東区門前仲町において深川不動堂と並ぶ、江戸時代からの由緒ある寺社となっている「富岡八幡宮」。寛永4(1627)年創建で390年もの歴史があり、江戸勧進相撲発祥の地として境内には相撲にまつわる数々の古い石碑が並び、毎年正月の初詣シーズンには多くの参拝客が連なる、超メジャー級の神社である。毎年8月15日前後に執り行われる「深川八幡祭」は山王日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と並ぶ江戸三大祭りの一つとして数えられる。

しかし2017年12月7日、代々当神社で宮司を勤めてきた富岡家の姉弟が骨肉の争いの末に、現宮司の姉が元宮司の弟に日本刀で斬り殺され、直後に弟とその妻が境内地にて自殺するという悲惨な事件が発生、事件直前に全国の神社関係者数千人に送られた弟からの封書には「死後に於いてもこの世に残り、怨霊となり、永遠に祟り続ける」などと記されていた事が報じられ、実際に事件が起きた事で祟りを恐れたこれまでの参拝者が初詣を見合わせた事で、2018年の正月の参拝客が激減してしまっている。

境内東側の八幡橋近くにそびえる、富岡家の姉が暮らす邸宅は神社境内におおよそ不釣り合いな洋風の豪邸となっていて、姉は自宅前の路上で弟らに襲撃され、付き添いの運転手も弟の妻に日本刀で斬りつけられ片腕をほぼ切断する大怪我を負ったが、襲撃した弟の妻が「お前だけは許す」と吐き捨て逃走した事で命を取られるまでには至らなかった。歴史と由緒のある神社の関係者による事件は世間に大きな衝撃を与えたが、その一方で参拝者の信仰心によって多額の金が集まり、その金で銀座のクラブで豪遊するなどして遊び呆けていた弟や豪邸を建てた姉の存在が公のものとなり、宗教や信仰とは果たして何の為にあるものだろうかと首を傾げたくもなる出来事であった。

物件写真

門前仲町・夏の風物詩

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