カラオケ尼っ子

尼崎市

ただでさえ悪い尼崎市のイメージをどん底にまで陥れた「尼崎連続不審死事件」が世間を震撼させて間もない2013年の終わり頃、「第二の角田美代子だ」と騒がれた事件がまた尼崎市で起きていた。

それはJR立花駅近くの立花商店街の外れにある飲食テナントビルの一室でカラオケスナックのママをやっている被告の自宅で、長女の友人だった当時中学三年生の男子生徒が監禁されていた事件で、この件では不幸中の幸いながら死者は出ていなかったものの、被告の自宅に長女のLINE仲間数人(家出少年、家出少女)を住ませて、角田一族顔負けの「擬似家族」として共同生活を送っていたという異様さがマスコミ各社の報道熱を引き立てる結果になった。

そして、この「カラオケ尼っ子」にもまだ年端も行かぬLINE仲間の少年少女を働かせて、一部の常連客を相手にした「裏稼業」も行っていたという事が報じられていた。

飲食テナントビルは1990年代に建てられたものと見られるが、中に入ると荒廃ぶりが目立っていて、エレベーターの押しボタンのパネルが破損していたり、扉には例のマークが落書きされている始末。他にも外階段が一部錆びて穴が開いているなど、随分と酷い状況だった。傍目から見れば狂気としか思えないこうした面々の日常生活も、当事者としてはあくまで日常としか捉えられない一つの例なのだろう。尼崎の闇はあまりにも深い。

尼崎市 立花

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