東京都慰霊堂

墨田区

両国駅北側の横網町公園内にある東京都慰霊堂は関東大震災の犠牲者を慰霊する目的で昭和5(1930)年に「震災記念堂」として建造されたものだ。関東大震災において東京都内の犠牲者の半数が当時木造家屋が密集していた本所地域の住民で、止めどない火災旋風によって約3万8千人が犠牲になったと言われている。その後に東京大空襲の犠牲者をも合祀し、双方の慰霊施設としての役割を持ち、毎年関東大震災と東京大空襲の日に行われる慰霊祭には沢山の参拝者が訪れる。寺院風の本堂建物は築地本願寺と同じ伊東忠太の設計で、内部に「妖怪趣味」的なオブジェが見られる。
同じ公園内にある「復興記念館」では関東大震災時の資料や遺留品などが多数展示されている。こちらの建物も昭和6(1931)年に建設されたもので、設計は同じく伊東忠太。

墨田区 両国

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