都営豊洲四丁目アパート

江東区

物件情報

元工業地帯の埋立地にタワーマンションが乱立する街、江東区の「豊洲」と言えば、TBSで放送されたドラマ「砂の塔」にも描かれたような似非セレブなタワマンマダムが住んでいる階数で格付けしあっているようなイメージしかない訳であるが、タワマンが立ち並ぶ前までは都営住宅や工場、倉庫群が連なるだけの乾いた湾岸地域の貧民窟の一つでしかなかった街でもある。その頃の名残りを今に留める街並みが、豊洲駅東側一帯の都営住宅群「都営豊洲四丁目アパート」のあたりに残っている。

昭和42~46(1967-71)年に建てられた5階建ての古い住居棟が13棟連なり、昭和の豊洲が如何なる住環境だったかを如実に語っていた場所だったが、周りにタワーマンションや小奇麗な分譲マンションに囲まれるようになり、いよいよこの団地も老朽化を理由に建て替えられる事が決まっている。既に一部の住居棟は解体済み。東京五輪が開催される2020年には綺麗な高層団地に生まれ変わり、ビンボー臭い湾岸エリアの下町だった豊洲の過去の歴史も塗り替えられようとしている。

物件写真

4号棟1階「金井寝具店」は昭和天皇に献上した布団を作った有名職人のいる老舗店

豊洲四丁目アパートは2020年建て替え完了予定

豊洲のタワマン民を遠回しにディスるTBSドラマ「砂の塔」

同時期に放映された「逃げ恥」に話題を持っていかれてドラマ自体は全然ヒットしませんでしたが…

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