さいか屋川崎店跡地

川崎市川崎区

物件情報

神奈川県に3ヶ所しかないローカルデパート「さいか屋」。紀州(和歌山県)の雑賀衆の末裔が横須賀で創業した呉服屋がルーツという百貨店であるが、そのうちJR川崎駅前にある、同社本店のあった川崎店が2015年5月31日に閉店してしまい、昭和31(1956)年からの歴史があった店舗が取り壊されているのだが、その跡地について一時期はパチンコ屋(マルハン)の出店が噂されていた。どうせ川崎なんて「飲む打つ買う」の街だもの、そうなるわなと思っていたところ、どうやらその流れに待ったをかけたのが当の川崎市。

さいか屋川崎店や隣接するラ・チッタデッラ、川崎日航ホテルなどを含めたこの一帯、本来は「商業地域」という事で風俗店やパチンコ店の出店も可能な状態となっているが、これを出店できないように川崎市独自の規制を盛り込む方針(駅西口のラゾーナと同等)となった。これによってさいか屋跡地には「パルコ」が出店する見込みであるという話になっている。川崎市の顔となる一等地でもあって、これ以上川崎の悪いイメージ通りの下品な街並みにはしたくないのが行政の思惑のようだ。

しかし既存店舗についてはその規制の対象外となっているので、どのみちパチンコ屋だらけの繁華街や怪しいなんとかエステの看板が象徴するように、川崎駅前独特の下品な街並みがそう簡単に無くなるとは思えない。

ちなみにさいか屋川崎店だが、当建物での営業終了後は二代目川崎店が川崎日航ホテル3階に移転開業している。

物件写真

さいか屋川崎店最後の姿

閉店後、店のシャッターが早速DQNに荒らされスプレーで落書きされていた

お下品な街を許さないという川崎市はこういう看板を早く規制すべきでは?

これが川崎の現実だ

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