大塚三業通り

豊島区

豊島区の大塚と言えば北口の激安ドピンクゾーンばかりがもっぱら有名でスポーツ新聞など読む習慣のない当方からすれば「本日ゲンダイ日」とか書かれても何のことやらさっぱり意味不明なんですが、一転、南口に出ると文京区にも近いという事でやや落ち着いた街並みとなっていて、ここに大正時代からの歴史を誇るという花街も残っている。JR大塚駅南口から左手にそびえるパチンコ屋「ひょうたん島」とバッティングセンターの建物の裏手に回ると、そこから八幡川の暗渠の上に沿った路地やその向こうの一画が三業地である。

ここは「大塚三業通り」と呼ばれていて、今もちらほらと上品な料亭の建物が残っていて、芸者見番も未だに現役という何気に凄い場所なんですが、向島やら神楽坂のような有名どころと比べるとかなりマイナー感が漂っているのは山手線北側タウン故の不運か。最も盛んだったのは戦後の昭和30~40年代で、今では芸者が呼べる料亭は数軒のみ。
最近地元ではかつての大塚三業地の賑わいを取り戻そうと2015年から毎年10月に「大塚三業祭り」を開催している。

それから三業通りを抜けたあたりにも数軒ラブが頭に付くホテルが営業していて、これも昔の連れ込み旅館の名残りなのかなと想像に難くない。逆に三業通りの入口の町医者は「性病科」が診療科目にあって、つい生々しさを感じてしまうのである。(婦人科とも書かれているが消されている)

豊島区 大塚

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