かつての県庁所在地の中心市街地だったはずなのに「戦後のドサクサ」の結果、見るも無残な暗黒街となった千葉市の栄町。しかし千葉駅からも徒歩圏でモノレールの駅まである本来は交通至便なはずの土地、そんな栄町のど真ん中にこんな珍物件を見つけた。
それがモノレール駅目の前のこちらの七階建ての怪しい城閣。土地柄を考えるとここも例に漏れず特殊なお風呂屋さんとして建てられたビルに違いないのだが、この手のビルにはありがちな老朽化が目立つ外観。道路に面した側には何やら「英国館」と書かれた看板もあって、例の業種の店舗にありがちなエントランスが拵えてあるが、とっくに廃業してしまっている。
ビルの横手に回れば同じ建物内に通ずる別の玄関口があり「ビジネスマンション大老」「ショートタイム 1日～長期滞在 お気軽にご利用下さい」と書かれた看板もあり、実はこの建物がウィークリーマンション兼レンタルルームとして使われている事が分かる。客層が気になるところですが、とてもお気軽に利用出来そうな気分ではありません。
