追廻住宅

仙台市

仙台城直下に広がるは終戦後の住宅難から引揚者を受け入れて整備されたという「追廻住宅」という地区。仙台市青葉区川内追廻。江戸時代には仙台城下にあった土地で広瀬川右岸に広がる平地は馬場や厩など馬事にまつわる施設があり「馬を追い回す」ところからその地名が付いたとされる。追廻地区には青葉山公園の整備計画で長らく立ち退き交渉を進める仙台市とそれを拒む住民との間で係争が続いていた。

我々が訪問した時には立ち退きが中途半端に進んでいて、ぽつりぽつりと残った民家と空き地がまだらに広がる空虚な街になっていた。現在は殆どが立ち退きに応じており地区への立ち入りも出来なくなった模様。2015年開業予定の仙台市地下鉄東西線国際センター駅の開業までには追廻住宅跡地は公園として整備される。近く消える運命にある仙台の「戦後」の光景である。

仙台市 追廻

仙台市 追廻

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