中津高架下

大阪市北区

阪急中津駅前を通る国道176号線は「中津高架橋」になっていて、その下にはレトロ感満載な高架下空間が広がっている。昼間でも日光が当たらない真っ暗なトンネルのような高架下にオレンジ色の街灯だけが明かりになっていて、ハードボイルドな空間を演出している。この貫禄もそのはず、なんと昭和7(1922)年築になる古い高架橋なのだ。

車の往来が可能な道路もあってその両側には物流倉庫やガレージ、はたまたこの独特な空間を好んで開業した飲食店など、高架下を占用した店舗が軒を連ねているのだが、高架橋を管理する大阪市が2013年3月に老朽化に伴う耐震工事を理由に各テナントに同年度末までの立ち退きを迫っているという。占用者は立退きに反対しておられるようで占用権存続要望を市に提出するなど活動している。いずれにしても見納めの時は近い気がするので早めにどうぞ。

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