今治ラヂウム温泉

今治市の中心市街地にそびえる戦前建築の銭湯。昭和2(1927)年築で、戦時中激しい空襲に見舞われて壊滅状態になった今治市の中でも奇跡的に戦災を免れたレトロモダンな外観の建物で、三角屋根の本館、ドーム屋根の浴場、さらには煙突は赤レンガと様々に多面性を持つ外観のクオリティに歓喜せずには居られなくなる。中に入るとこれまたレトロでたまらないのだが、その分かなり古びていて番台のおばちゃんだけでは建物の管理が行き届かないようだ。この銭湯にはホテル青雲閣が併設されていたのだが、2011年の東日本大震災の影響で耐震基準がどうこう役所がうるさくなったので、ホテルの営業を辞めてしまったらしい。残念…