物件情報
最近武蔵野線新三郷駅周辺が開発されまくってららぽーと・IKEA・コストコが一堂に会する埼玉東部屈指のお買い物パラダイスと化しているそうだが、そんな浮ついた駅前風景から然程離れていない場所に昭和の空気を色濃く残したマンモス団地がそびえている。武蔵野線の開通と同時期の昭和48(1973)年に街開きし、現在は総戸数9867戸を数える超絶マンモスっぷり。一時期は人口2万人を超える規模で、前年の昭和47(1972)年に市制施行を始めた三郷市の人口が急増した要因ともなっている。
団地の中央にある「みさとセンターモール」にスーパーから個人商店まで数十店舗が軒を連ね、団地住民(高齢者ばかり)が集まる地域のコミュニティとして機能している。しっかり屋根まで付いた立派な商店街で、ここも昭和な風情丸出しなのが素晴らしい。
近年は都心からの距離の割には地価がべらぼうに安い三郷市の中でも、築年数が古く敬遠されがちな団地に外国人住民が続々移住していて、特にムスリム系住民の増加が激しい。新三郷駅周辺にはモスクやムスリム向け飲食店が増え始めており、ららぽーと・IKEA・コストコの店内にも外国人の姿が多くなっている。隣の八潮市と並ぶ、埼玉の新ムスリムコミュニティ爆誕の兆し。