浅草と向島を結ぶ隅田川の橋。この橋も例に漏れず関東大震災の復興事業で建造された橋だが、東京大空襲の時には両岸から避難した住民が橋の上で立ち往生し大勢の死者を出した事で知られている。橋は大部分が改修されたものの、親柱の一部には当時焼け出された大量の死人の脂が黒ずんで付着したものがそのまま残っているらしい。そう意識して見てみると確かに異様な程黒っぽい…また、近くの隅田公園には戦争犠牲者の慰霊碑と当時の言問橋の縁石の一部が残されている。
今では橋の向こうから東京スカイツリーがよく見えるため散策に訪れる観光客が急激に増えている。この界隈も雰囲気変わりましたね本当に。
