JR元町駅西口から神戸駅までの真下、JR神戸線の高架沿いに全長約1キロ余りもの区間ずらりと店が連なる「元町高架通商店街」、通称モトコー。一番街から七番街まで延々と続いているが、神戸駅側に近づくにつれてどんどん場末感とアングラ度が増してくるのが特徴的だ。元町駅の東側から三宮駅方向にある高架下商店街「ピアザkobe」が割に小洒落ているのに比べて、こちらは戦後の闇市を彷彿とさせる陰気臭さが際立つ。やはり闇市発祥のようで、やる気があるのかないのか分からない個性派な個人商店ばかりが店を開けている。米軍等の軍払い下げ品を売るミリタリーショップや港湾労働者向けの作業衣料店など男臭い店がやたら多い。