芝園団地

川口市

物件情報

京浜東北線蕨駅に程近い川口市の芝園団地。昭和53(1978)年に建設された大規模公団住宅で、80年代には大友克洋の漫画「童夢」のモデルとして描かれた事で有名なマンモス団地であるが、都心からそこそこ近い立地と川口・蕨ならではの移民への寛容な土地柄から住民の半数が中国人という超絶エスニックゾーンでもある。90年代から入管法改正で就労の為に来た中国人が住み、高齢化で退去した元からの住民に代わって中国人世帯が増え続けてきた。

商店街には中国食材を扱う店や羊肉串が食べれる中華料理屋、そして24時間営業の中国人向け保育所などがあり、通りがかる人々も殆ど中国人。もはやここは日本ではない。ゴミ捨てや騒音、立ち小便などのマナーの悪さが問題視されており至る所に中国語で注意書きが貼られているのが特徴。中には「無用大小便」と共用部分での糞尿垂れ流しを注意する張り紙まで…ワイルドな大陸の人々の生活が間近に眺められる素敵な団地です。

毎年8月中頃には恒例の「芝園団地ふるさとまつり」が繰り広げられ、2018年の訪問時にはどでかい盆踊りのやぐらが組まれ、かたや盆踊りやサンバカーニバルで盛り上がる一方で中国人住民は屋台で出ている羊肉串に行列しては喰らいまくる姿が見られ、日中折衷っぷりの凄まじい熱気ある光景が見られたのだった。

物件写真

JR蕨駅の近くにあるマンモス団地
京浜東北線の車窓からも見える“万里の長城”
大友克洋「童夢」の世界観はこの団地から生まれた
「無用大小便 衛生上良くない 此の場所は便所では無い」
日本語と中国語で書かれた注意書きあれこれ
芝園団地ふるさとまつり。2019年から規模縮小

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