物件情報
大阪国際空港に隣接する伊丹市森本、ここは「附属池田小事件」で小学生8人の命を奪い死刑執行された宅間守の出身地であり、工業地帯が形成されている他、在日コリアン集住地である中村地区とも隣り合っている、かなり複雑な事情のある土地でもある。特に在日コリアンが戦後不法占拠する形で空港隣接地で暮らしていた中村地区は今となっては土地改良事業が行われ、昔のように空港が所有する「虫食い土地」の間に家がてんでんばらばらに建つような光景も既に跡形もなくなってしまっているが、そこから外れた森本二丁目あたりにも「虫食い土地」が点在する住宅街が僅かに残っている。
以前はこのような虫食い土地は「国土交通省大阪空港事務所」が管理していた国有地だったが、現在は「関西エアポート株式会社」(2015年12月設立の新会社)の所有となっている。空港に近く、住宅地として適さない用途のない土地を買い上げて、基本的には空き地のままになっている訳だが、こういう場所でもJR伊丹駅やイオンモール伊丹にそこそこ近いという理由で戸建て住宅がぽつぽつ建ってはそれを買う人間もいるのだから、世の中は広い。ちなみに地価はJR伊丹駅西側と比べると坪単価は半額以下の30万円台である。
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【旧神津村】宅間守が生まれ育った街は大阪空港の目と鼻の先…「伊丹市森本」を歩く