JR駒込駅東口を出て山手線の線路を隔てて駅の北側に伸びる「駒込さつき通り」（駒込銀座）を対を成す形で、駅の南側に伸びる商店街が「アザレア通り」（駒込東銀座東栄会）である。アザレアとはつつじの花を指し、駒込の表の観光名所としてつつじの花が有名な六義園に因んでいるのは言うまでもない。さつき通りとは違って人通りはそれほど多くもなく商店街としての栄え方は微妙で、駅前商店街であるにも関わらず書店の廃墟なんぞも放置プレイをかまされている。
しかしアザレア通りにはパチンコ屋から居酒屋、ラーメン屋などの飲食店、それに怪しげなマッサージ屋まで、それにスーパーマルエツやらドラッグストアといった普段遣い出来る店舗も不便にならない程度には揃っている。道なりに進むとかつての花街だった旧駒込神明町（文京区本駒込五丁目）に入り、一応ながら文京区が隣り合っている事に気が付くのである。この商店街もさつき通りと同じく、道の真ん中に区境が走っており、西側が豊島区駒込、東側が北区中里になる。
