池袋四面塔

豊島区

池袋駅東口の北側もかなり胡散臭い繁華街が連なっているが、線路沿いの一画は池袋駅前公園として整備され、多くの人々の憩いの場…というより喫煙場所やホームレスの寝床として重宝がられている。しかしこの場所は江戸時代には夕方になると追い剥ぎや辻斬りが多数出没し、夜になると難を逃れる為にわざわざ通行を避けるような治安のすこぶる悪い土地だったという。

ある日、一晩で17人もの辻斬り残骸がこの地に打ち捨てられ、その惨たらしい事件を悼んだ池袋村民が犠牲者達の霊を弔う為に置かれたのが四面塔尊。これが今も池袋駅前公園の一角にあって池袋という土地が積み重ねてきた悪しき因縁の生き証人となっている。だがこの祠にまでホームレスが寝泊まりして酷いので、とうとう祠の周囲に柵がこしらえられてしまい近づけなくなってしまった。

豊島区 池袋

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