浄閑寺

荒川区

地下鉄日比谷線三ノ輪駅に程近い場所にある浄閑寺はかつて吉原遊郭が存在した頃、沢山の死んだ遊女の骸が投げ込まれるように捨てられていた事から「三ノ輪の投げ込み寺」の異名を持つ。現在も境内奥には遊女の霊を弔う「新吉原総霊塔」がひっそり建っている。吉原遊郭が存在した約380年間に廓の中で死に浄閑寺に葬られた遊女約二万五千体の霊が祀られている。他にも山谷の行路死亡者を祀る「ひまわり地蔵尊」などがある。

この土地をこよなく愛した作家の永井荷風は死後この地への埋葬を希望していたが、本人は遺族の意向で雑司ヶ谷霊園に葬られている。その代わり、新吉原総霊塔の真向かいに荷風の歌碑と筆塚が置かれている。

荒川区 三ノ輪

荒川区 三ノ輪

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