宇都宮・餃子像

宇都宮市

栃木県の県庁所在地でありながら、一世帯あたりの消費量日本一と豪語する「餃子」以外の名物が今一つ思い浮かばない街・宇都宮市の玄関口であるJR宇都宮駅西口の非常に目立たないロータリーの片隅に淋しげにぽつんと佇んでいた、宇都宮の顔「餃子像」。1994年に山田邦子のテレビ番組内のタイアップ企画で製造された「餃子の皮に包まれたビーナス」をモチーフとした珍妙な石像で、地元宇都宮の大谷石を用いて作られた。高さ1.6メートル、重さ1.7トンもあり見るからに重そうだ。

以前は東口に置かれていたものだが、2008年10月、東口の再開発計画で西口に移転する事となり、クレーンで吊り上げ作業中にワイヤーが外れ石像が倒れ真っ二つに割れてしまうという悲しい出来事が起き、その一部始終は地元のとちぎテレビのローカルニュースで放送され、全宇都宮市民が悲しみに暮れる事態となった。この事故で餃子像は接着剤で応急処置され元通りの姿となっている。

しかし西口への移転後はペデストリアンデッキの下の目立たない場所に置かれ、観光客が餃子像の場所に辿りつけず不便な思いをしていた事から、2014年11月、再び餃子像をペデストリアンデッキ上に移動させる事が決まり、現在は人目につく場所でその華麗な姿を披露している。

宇都宮市 宇都宮

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