所沢市の西武池袋線狭山ヶ丘駅からかなり離れた場所に、かつて「埼玉のアメ横」と呼ばれた商店街がある。その名も「トコロード商店街」（和ヶ原商店街）。国道463号線（所沢入間バイパス）沿いに郊外ならではのロードサイド店舗に負けぬ大きさの商店街の立て看板がそびえているのが目印。しかしその商店街のマスコットキャラが何やら「スライムベス」っぽい件。この界隈でよく取れるトマトをモチーフとした「トコちゃん」というキャラらしいが、やはりスライムベスにしか見えない。
商店街は国道463号線を起点に狭山ヶ丘駅方向に500メートル余りにわたって続いていて、未だにローカル感溢れるスーパーや惣菜店、飲食店が多数連なる買い物便利そうなストリートな訳であるが、やや寂れた感も否めない。商店街独自の「トコちゃんカード」推しっぷりも強く各個人商店の店先には手書きで記された「ポイント2倍」等の謳い文句が続々。
何故か駅方面で商店街が途切れてただの住宅街と化してしまうのが妙なのだが、逆に国道463号線から西側、所沢商業高校に向かう道にも「狭山ヶ丘中央商店街」という別の商店街が伸びている。今となってはシャッター通り同然だが、こちらも昔は栄えていたのだろう。
