ザ・モール505

土浦市

茨城県内の常磐線タウンで県庁所在地の水戸と双璧を成す大都会に位置付けられる土浦駅周辺の繁華街。その中でも一際目立っているのが土浦駅西口の北側にずらりと連なる五棟並んだ三階建てのショッピングモール。何やら80年代特有の古ぼけた近代的デザインで、さらに川口川という埋められた川の上に建てられているのでモール全体が波打っている。昭和60(1985)年に開催されたつくば万博で、土浦駅東口方面から常磐線の線路を跨ぎつくば方面の万博会場へのアクセス経路として高架道路が整備され、それに合わせて作られたのが「THE MALL 505」(川口ショッピングセンター モール505)という名称のショッピングモールである。その名の由来はショッピングモールの全長が505メートルある事に由来する。

しかしつくば万博から30年以上が経過し、郊外のショッピングモールが台頭する中でこちらのモールからはみるみる人が居なくなり、見事なシャッター通りになってしまっている。特に二階、三階部分のもぬけの殻っぷりは末期的。いま30代後半から40代近くになっている世代の土浦市民なら誰もが中高生時代に溜まり場にしていたはずの場所だったが、これも世代交代の一つの流れだろうか。

土浦市 土浦

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