物件情報
宝塚市の南部、武庫川沿いにある高松町一帯。ここをぶらりと散歩してみると傍目にはあまり特徴もない住宅地という印象しか湧かないが、よくよく注意して見るとどこもかしこもお宅の表札が沖縄の苗字で、玄関の上にはシーサーがちょこんと乗っている。路地の角には「石敢當」と書かれた柱もある。そして地区の中央にある「高松会館」の玄関脇には沖縄県から寄贈された二対のシーサー像が鎮座している。
そう、この高松町は昔から沖縄県出身者が集住する隠れたウチナータウンなのであった。今でも毎年この地区ではエイサー祭りが開かれる程だと言い、大正区や尼崎だけかと思っていたらこんな所にもリトル沖縄があるもんですね。それにやたらと日本共産党のポスターが多いと思ったら、当地が地元の共産党議員のお方も苗字が沖縄系だったりする。
地区内にある「トシヤ精肉店」では沖縄食材の取り扱いもあるし、ロードサイドにある「琉球料理・和食うめ繁」では沖縄そばも食えたが現在は廃業している模様。そして宝塚で有名な「宝塚歌劇団」ならぬ「宝塚沖縄芸能歌舞団」というのもここ高松町にはある。
物件写真
沖縄県から寄贈されたシーサーが鎮座する高松会館
「トシヤ精肉店」で沖縄食材が手に入る
「石敢當」もあります
宝塚医療生協「陽だまり会館」と隣の建材置き場
地域唯一の沖縄料理店「うめ繁」も廃業した模様
宝塚歌劇団は有名ですがこっちは知りません
阪急王国宝塚
生田 誠 アルファベータブックス 2016-07-25