三ツ矢サイダー発祥の地

川西市

阪急宝塚線川西能勢口駅から日生中央、妙見口の間を結ぶローカル線「能勢電鉄」の途中駅、平野駅で降りて線路沿いの国道173号線を北上するとホームセンター「コーナン川西平野店」があり、そこから脇道に入っていくと、日本人には馴染みの深いシンボルマークが描かれた塔型の建物が見えてくる。

当地は江戸時代から「摂津三湯」に数えられる平野鉱泉があった場所で、炭酸成分を多分に含むサイダー水という特徴を持っていた。

明治時代、宮内庁によって当地の鉱泉を用いた飲料水工場が建てられ「三ツ矢平野水」として販売されていたといい、その後カラメルやサイダーフレーバーを加えた三ツ矢サイダーの原型が作られた。つまりここが「三ツ矢サイダー発祥の地」なのだ。よく見りゃコーナンの手前に架かっている橋も「三ツ矢橋」だった。

敷地内には明治45(1912)年に建設されたという「御料品製造所」と書かれた建物や未だに炭酸水が噴き出る源泉井戸もあるというが、資料館は閉鎖されていて中を見学する事ができなかった。以前は手前のコーナンがあった場所がアサヒビール系列の別のホームセンター「サンシャイン平野店」で、ここもかつては三ツ矢サイダーの工場跡地でもあった。

以前「サンシャイン」営業当時には資料館は公開されており一般人も入れたそうだが、同店閉店後は施設の開放が無くなったという。あらもったいない。今後も公開する気はないんでしょうか、アサヒ飲料さん…

川西市 平野

川西市 平野

川西市 平野

川西市 平野

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