新宿・十二社花街跡

新宿区

西新宿四丁目の熊野神社付近はかつて角筈十二社という地名で「十二社池」という風光明媚な池があり江戸時代から料亭や茶屋が立ち並ぶ花街として開け、明治から戦後期まで栄えていたという場所。昭和43(1968)年に西新宿副都心の建設計画で池は埋め立てられ、十二社通りが南北を通り、かつての花街の面影は殆ど残っていないのだが、十二社通り西側の住宅地に入るとせせこましい階段坂の路地に古びた連れ込み旅館の成れの果てのようなホテルが何軒か残っている光景が見られる。昔の地図と見比べるとこの付近がかつての十二社池の畔だったようだ。坂の上を登るとみすぼらしいアパートが立ち並び、ちょっと異様な気配が漂う。また当地には昭和32(1957)年開業の古い温泉施設「新宿十二社温泉」もあったが、2009年に廃業している。

新宿区 西新宿五丁目

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