桜ノ宮・古鉄街

大阪市都島区

JR桜ノ宮駅前を流れる大川沿いは戦後に不法占拠で出来たバラック小屋が立ち並ぶ一帯で、主に在日コリアンを中心とした住民がこの場所で廃品回収業や屑鉄屋を営んで生計を立てていた。毛馬桜之宮公園の一角に残っていた「古鉄街」と呼ばれるバラック家屋群はまさに戦後の残滓と呼ぶに相応しいものだが、2012年にバラック居住者との立ち退き交渉が完了し、建物は全て解体された。「龍王宮」の解体と合わせて、これで桜ノ宮駅周辺から不法占拠された河川用地が全て消滅した事になる。「昭和」は遠くなりにけり。

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