岡山の中心市街地に戦後の時代に生まれたレトロなビルが現在も生き続けている。戦後の昭和21(1946)年に川沿いの「岡山マーケット」として開かれたのが前身で、後の昭和26(1951)年に岡山市唯一の小売り市場として開業し現在に至る。一階部分が市場で二階から上が住居となっている。ビルの内外に昔ながらの生鮮食品店が集まり、昔ほどでは無くなったにせよ地元民の台所として今も機能している。「岡ビル百貨店」の表記もあるのだが、愛知県岡崎市にある同名のビルと勘違いしそうになるし、凄まじく年代が古いのも共通しているので、少なからぬ因縁を感じさせます。
