中野駅北口からサンモール商店街を突っ切った先にある複合商業ビル。昭和41（1966）年に建設され、地上10階、地下3階、南北に200メートルと大規模で、住居と商業地を一体とした大型複合ビルとしては古い歴史を持つ。
5階から上の住居部分は1970年代までは高級マンションとして人気を博していたが、その後老朽化に伴い商業テナントも次々撤退して廃墟同然の状態になっていたのが、昭和55（1980）年に「まんだらけ」が店を構えて、オタク文化が栄えるようになり始めると徐々に今のようなオタクビルへと変貌を遂げていった。
古物店「まんだらけ変や」の鉄人28号フィギュアが盗難に遭い、監視カメラに映った容疑者をネットに公開して出頭を求めた騒動が話題になりましたが、その店があるのもこちらのビルです。
「まんだらけ」の店舗群の他にも、様々なジャンルのコレクターショップ、怪しげな占いの店や精神世界専門書店（現在はまんだらけ大予言）、サブカル書籍を集めた「タコシェ」など個性的な店が揃っている。4階は一見するとガラーンとしているが、一部が町医者ばかりが入居する医療モールになっている。
