玉水新地

高知市

高知市の中心市街地から西に約3キロずれた場所にある玉水町はかつて「玉水新地」と呼ばれる遊郭が存在していた。明治初年から出来た古い遊郭跡で、「陽暉楼」という土佐随一の高級料亭を始めとしてお茶屋町が立ち並び軍人などをもてなす色街として栄えてきた。幸い現在も戦災に遭う事もなく、土手下に古い旅館や赤線跡のスナック街が立ち並び往時の怪しげな趣きを残してはいるが、戦後は中心市街地に近い堺町の方が栄えておりこちらは寂れる一方になった。陽暉楼は「得月楼」の元となった老舗料亭で、はりまや橋の近くの店を設けている。

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