大和郡山・東岡町遊郭

大和郡山市

近鉄郡山駅近くの東岡町にかつて遊郭があったというので見に行った。近鉄郡山駅を降りて南方向へ徒歩5分程度の場所にあり、金魚田と呼ばれる金魚の養殖池が広がる近鉄の線路沿いに色里があった。「郡山新地」とも呼ばれていたその遊郭跡は、戦後の売防法施行を迎えてからも、洞泉寺町とは違い旅館街として生き残りひっそりと秘密裏のうちに「商売」を続けていた場所だが、1989年に毎日新聞に「商売」の内情をすっぱ抜かれて、その直後に奈良県警による大規模摘発があって、それ以来壊滅している。戦後にも赤線地帯として、その後もずぶとく生き続けていた場所だけあって、同じ遊郭跡でも洞泉寺町のような粋で上品な町並みとは全く異なり、廃屋が立ち並び陰気さが支配する異様な街になっている。廃業した飲食店なんかも多く、中には組事務所らしきものもあるので気が抜けない。

大和郡山市 東岡町

大和郡山市 東岡町

大和郡山市 東岡町

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大和郡山市 東岡町

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