泉大津・若宮町の路地

泉大津市

物件情報

南海泉大津駅にも程近い泉大津市若宮町。かつては泉州屈指の紡績業の集積地で、今でも国産毛布製造シェア90%を誇る泉大津市の歴史を物語るかのように鎮座する「藤井若宮整絨」の工場と大煙突の真下に、まるで「キューポラのある街」や「幸福の黄色いハンカチ」で見られる昭和の映画のセットのような風景だと月並みな表現しか出来ないが、昭和中頃の長屋の街並みがそのまま残る一画が奇跡的に残されている。

駅前にありながらも寂れた感じの漂う中央商店街のアーケードを外れたすぐそばに、古びた平屋建ての木造長屋が密集し、その家屋の多くで未だに人の営みがあるが、一方で荒れ果てた状態の廃屋も混じっている。野良猫にはたいそう居心地の良い場所のようで、あちらこちらに猫の姿もあれば、猫除けのペットボトルが横一列にずらりと並ぶ光景も見られる。

ちなみに隣接する藤井若宮整絨は2006年1月に倒産、大阪地裁に民事再生手続開始を申し立てており再建中。現在も毛織物や毛布の生産を続けている。

物件写真

メイド・イン・泉大津

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