長野県の県庁所在地・長野市の中心市街地「権堂」には立派なアーケード商店街だってある。長野駅からの善光寺参りのメインストリートである中央通りと長野電鉄の地下区間と並行する長野大通りとの間を東西に貫くアーケード商店街を歩くと、善光寺御開帳&北陸新幹線開通による集客効果の賜物か、多くの観光客が練り歩き見た目には栄えているようにも思えるが、そんな観光客が素通りするような昔ながらの古い土着個人商店も多い。しかし中には大正8(1919)年から営業を続ける国内屈指の歴史を誇る映画館「長野松竹相生座」が現存するなど、地方都市にしては見応えのある街並みで非常にご立派だ。
権堂アーケードでは毎年7月下旬頃から恒例の「長野七夕まつり」が開催され、期間中は善光寺参りの観光客もついでに流れ込みたいそう混雑する。2015年の七夕祭りでは安倍政権を批判する政治的メッセージを綴った悪趣味なドクロマーク付きの巨大短冊がアーケードの天井からぶら下げられ、苦情により撤去される騒ぎが起きている。これに乗じて左巻きの方々は「物言えぬニッポン」だと猛反発。長野県自体サヨ勢力が強いお土地柄なのでさもありなんといった所です。