伝法漁港

大阪市此花区

常々都会だとしかイメージがない大阪市内に現役の漁港があるという事を聞いて、淀川下流部にある此花区伝法という場所を訪ねた。阪神なんば線伝法駅の西側、国道43号を跨いだ先の伝法五丁目付近にやってくると、周辺の街並みは下町風情濃厚な戸建てのアパートや文化住宅、大通りに面して高層の市営住宅が立ち並ぶ、「ザ・大阪市内」とも言えるベタな風景が見られるが、そこから一歩入った所に確かに漁船がびっしり並べられた船溜まりが見られる。ここはかつて戦後に埋め立てられた伝法川(正蓮寺川支流)の最下流部にあたる場所で、川跡が一部分だけ残されて船溜まりになっている。

その船溜まりの奥に見える建物は「大阪市漁業協同組合」と書かれている通り、未だに大阪市内にも漁協というものが残っているのかと感心させられる訳だが、こんな場所に「魚料理克政」という食い物屋が一軒だけポツンと営業している。知る人ぞ知る、ふぐと鱧が割とリーズナブルに食える土着の料理店。別に淀川でふぐや鱧が穫れる訳ではなく他所から取り寄せたものを使っているのだが、辺鄙なロケーションにも関わらず宴会シーズンには結構賑わうようである。ちなみに鱧は夏季限定。定番のてっちりコースに唐揚げ付きで飲み代含めても1人7~8千円程度。たまの贅沢には悪くない。

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

大阪市此花区 伝法

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