関東有数の特殊なお風呂屋さん地帯＆コリアタウンの千葉市栄町には沢山の韓国料理店（それも24時間営業の）が軒を連ねているが、その中でも頭一つ抜きん出てマニアック具合の強そうな店がこちら「韓国館」。裏通りの如何わしい路地に建物がそびえており玄関口から中を見るとハングルでしか書いていないメニュー表などが見える。端から日本人相手で無さそうな店構えは実に堂々としているが、建物の内装も実際に韓国にありそうな作りをしていて本格過ぎる。
ハングルのメニュー表が読めればこの店が他とは違った料理を置いている事が理解出来る。中でも「コムジャンオポックン」は日本では新潟県の一部などごく限られた地域でしか食されない珍食材「ヌタウナギ」を使った炒め物である。名物となっている釜山のチャガルチ市場にはアホ程この料理を出す店があるが、日本国内ではまず見かける事もない。他にもミドドク（エボヤというホヤの一種）を使った炒め物なんかもあるのだが、ミドドクという語感も相まってどう見てもエイリアンの卵か何かにしか見えない。
広い店内、他にも客はおらず窓際の席から外を眺めると真向かいの特殊なお風呂屋さんの玄関口が見えるという何とも言えないロケーション。ここが千葉栄町の真打ちか…
