吉祥寺・近鉄裏

武蔵野市

ここずっと「住みたい街ナンバーワン」不動の一位で、上京カッペの憧れの的としてメディアに喧伝され人気で甘ったるい匂いを発している武蔵野市吉祥寺、しかしそんな街にもかつて「近鉄裏」と呼ばれる稀代の悪所が存在し、西の歌舞伎町だなんて言われていた時代があった事を知っている者は少ない。そもそもこの場所が近鉄裏と呼ばれたのには、昭和49(1974)年に開業した近鉄百貨店東京店の存在があった。
近鉄百貨店開業直後から、大通りから百貨店の影に隠れた裏路地一帯の飲食街に怪しげな店が続々オープンして、やがて住民を巻き込んだ浄化運動に結びついた。風俗店の排除の為に図書館を設置するなどの動きがあった後にそれらの店は衰退し、現在は飲み屋街に落ち着いている。近鉄裏の名称の元となった近鉄百貨店東京店は2001年に閉店。跡地には一時的に三越や大塚家具などが入居していた事もあったが、現在はヨドバシカメラ吉祥寺店になっている。

武蔵野市 吉祥寺

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