八王子田町遊郭

八王子市

JR八王子駅北口から徒歩15分程度離れた、浅川沿いの八王子市田町に残る遊郭跡。江戸時代の甲州街道沿いにあった飯盛旅籠が起源だが、明治時代に大火で焼失した後に町外れであった現在地にごっそり移され、当時は田んぼしか無かった事から「田町」という地名が付けられ、現在も遊郭が作られた時代の不自然に幅の広い道路が街の東西をぶち抜いている。終戦後は進駐軍向けの赤線地帯としても勃興したが昭和33(1958)年の売防法施行後にはスッパリと商売を辞めてしまい、殆ど住宅地同然の様子となっているが、幸いにも空襲から免れた事もあって東京都内では唯一戦前から建つ妓楼が僅かではあるが現存するという貴重な光景が見られる場所となった。しかし2014年1月に廃業した転業旅館「松屋」の建物が不審火により全焼、見るも無残な姿と成り果てた。

八王子市 八王子

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