同潤会上野下アパート

台東区

地下鉄銀座線稲荷町駅に程近い場所にあった「同潤会上野下アパート」。関東大震災後の復興計画で東京・神奈川各地に建設された16ヶ所の同潤会アパートが次々老朽化で解体されていく中、最後まで現存している物件である。当時の最新技術が使われている鉄筋コンクリート造の住宅で、主に職業婦人や貧困層を入居者としていた。上野下アパートは昭和4(1929)年築で築84年が経過していた。住宅だけの棟と清洲橋通りに面して一階に商店が入居している棟の合計2棟あった。しかし2013年6月に解体工事が着手、とうとう最後の同潤会アパートも姿を消す事になった。今や跡形もなく、跡地はマンションになるそうです。合掌。

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