全国の高速道路ジャンクションマニアにとって垂涎の的になっているらしい、埼玉県戸田市にある「美女木ジャンクション」。首都高速埼玉大宮線及び5号池袋線と東京外環自動車道が交わり、さらにその下を走る国道17号（新大宮バイパス）と国道298号が多重構造で直交している全国的に見ても他に例のない場所となっているのがその理由らしく、車で通り掛かるとその構造の複雑さはともかく、首都高と外環道の間を美女木ジャンクションで乗り継ぐ場合、同じ高速道路上なのに信号機付きの平面交差を通る羽目になるというのも非常に特殊である。
車を降りて付近を歩いて見回すと、首都高、外環道、その間を結ぶ平面交差点、その下には歩道橋、さらに一般道の美女木八幡交差点、おまけに新大宮バイパスのアンダーパスがあり、合わせて6層構造になっている事が伺えよう。このような多重構造の交差点は他には例にない。美女木ジャンクションの設置時に周辺の用地確保が出来なかったので、苦肉の策としてこのような形に仕上がったという。ちなみに美女木とは言いますけども、周囲の工場や倉庫にお勤めのパートのオバチャンくらいしか見かけず、美女らしき人はいませんでした。
