荻窪銀座街

杉並区

物件情報

中央線沿いにあり、一見マトモな住宅街のイメージがある杉並区荻窪だが、ところがどっこい、JR荻窪駅北口の一角には戦後の闇市から生まれた何ともカオスな商店街が未だに残っている。駅前のロータリーから北東一帯を見ると、一度火事になればヤバイ事になりそうなアレなバラック店舗が密集している辺りがそうである。

有名な老舗喫茶「邪宗門」があるアーケード街「荻窪北口駅前通商店街」もあれば、廃れた佇まいの「アサヒ通り」と書かれたアーチのある路地も存在しているが、この一帯をまとめて「荻窪銀座街」と呼ぶようだ。(正式名称は荻窪銀座商店会)特に商店街の東側には狭い路地に飲食店やブルートタンのボロ家屋が立ち並び、何箇所も井戸のポンプが残ってもおり、まさに戦後昭和の世界がそのまま残る世界。路地の奥にひっそり残る公衆便所は凄まじい悪臭を放っていたが最近は綺麗に掃除されてるそうです。

全国的に有名な「荻窪ラーメン」というのはこの闇市上がりの商店街にある店舗「春木屋」が発祥で、春木屋以外にも「十八番」「丸福」「富士中華そば」といった老舗のラーメン屋がぎっしり詰まっている。

物件写真

荻窪銀座街:2008~2015年撮影

2008年頃の荻窪銀座街「アサヒ通り」。かなり怪しげな店も存在していたが解体

「荻窪北口駅前通商店街」。ボロい佇まいの老舗中華そば屋、老舗喫茶「邪宗門」などがある

一時期”東京で一番臭い公衆便所”と当編集部が認定していた「荻窪銀座街のトイレ」

2011年、商店街東側の鶏肉屋が失火。幸い広範囲への延焼は免れたが一歩誤れば…

夜の表情はとても味わい深いが最近チェーン系の居酒屋が増えてきた

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