西方の湯

胎内市

新潟県胎内市中村浜、日本海に面して走る国道113号沿いにある温泉施設「越後の里親鸞聖人総合会館 西方の湯」は油臭温泉天国で知られる新潟県の温泉の中でもカルト的存在として一部で知られている穴場中の穴場である。「一度入ったら一週間は匂いが取れない」強烈な臭気を発するどす黒い温泉で、別名「臭い方の湯」とも。

まず温泉施設の敷地に巨大な像が立っていて「越後の里親鸞聖人」と看板に書かれている通り、どうやらこちらは宗教法人が経営している施設という事らしい。それにしても古ぼけた佇まいで客すらも居ないし大丈夫か…と不安になって入ってみるが、今度はガラクタ置き場かと思うような調度品や食器類、日本人形から何からずらりと並べられていて、リサイクルショップかよと見紛うようなエントランスが待ち構える。いよいよ不安が増す頃にカウンターの奥からおばちゃんが出てきて「1人500円です」との案内が。ちゃんとやってた…

この西方の湯、以前は食堂とか色々やってたみたいだが現在は温泉だけひっそりと営業、がらーんとした物置状態の通路を抜けるとその奥に浴場がある。客は我々の他に2人程居たが、肝心の激臭温泉は現在源泉が架け替えられて、臭いがだいぶマシになってました。ちょっと残念。

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