大和郡山・洞泉寺遊郭

大和郡山市

金魚の町として知られる奈良県大和郡山市。ここに奈良県内にあった数少ない遊郭のうち二ヶ所が固まっていた。うち一つは近鉄郡山駅近くの東岡町。そしてもう一つは近鉄とJRの両駅の間にある洞泉寺町。ここの遊郭跡は寺町の中に築かれている。江戸時代からの歴史があり、木辻町、東岡町と共に奈良三大遊郭の一つを占めていたとされる。戦後の昭和33(1958)年に売防法施行で消滅、現在は完全に住宅街になっているが、大正時代に建設された三階建ての豪奢な妓楼や表面にびっしり細格子が張り巡らされた妓楼が民家に転用されていて、町並みが異常に素晴らし過ぎてさすが奈良の古都っぷりは半端ないと驚く事請け合いである。

大和郡山市 洞泉寺町

大和郡山市 洞泉寺町

大和郡山市 洞泉寺町

大和郡山市 洞泉寺町

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