この大都会東京にも奈良や鎌倉のような巨大な大仏像があるということは板橋区民や大仏マニアなら知っている所であるが、あまり一般的には有名ではない。少し田舎臭さも漂う板橋区赤塚五丁目の住宅地の中にある乗蓮寺の境内に黒光りする東京大仏の姿がある。1977年、世界平和を祈念して建立された。境内には冒険家・植村直己氏(板橋区に居宅を構えていた)の墓があるが、山で遭難して行方不明のままなので、遺体は発見されておらず納骨もされていない。東京大仏がある赤塚五丁目は交通不毛地帯で、下赤塚、成増両駅から徒歩20分は掛かる。