上野恩賜公園の敷地内に位置する不忍池。江戸時代からこの周辺では「出合茶屋」と呼ばれる大人のスポットが密集していたような場所だというのだから土地の因縁とは世代を跨いで続くものだなとしみじみ思う訳だ。それで現在の不忍池はどうなのかというと、ホームレスな爺さん婆さんや野良猫が寛いでいる平和な公園の風景となっていて、「下町風俗資料館」といった施設や、池の中央には寛永寺の「不忍池弁天堂」がありこれは琵琶湖の竹生島に倣って建てられたものという。
秋になると池にびっしり生えている蓮の花弁が落ちてその中の種子が剥き出しになる。ネットで一時期流行した「蓮コラ」はこれなんですね。確かに気持ち悪いな。