札幌市営地下鉄東豊線東区役所前駅の真ん前に広がる大型公営団地「光星団地」の南側、ファイターズ通り沿いにそびえる真っ黄色の建物は現在北海道内で唯一残る成人映画館「札東映画劇場」である。
かつては近所の団地の住民向けに普通の映画を上映していたというが、今ではシネコンにお株を奪われ専らソッチ系の映画ばかりを上映しており道内のアッー!な方々の社交場ともなっている。ちなみに、毎週木曜日は割引料金が適用される「お客様感謝デー」らしいが、映画館の前は子供の通学路になっていてネット上では教育環境によろしくないと怒る親御さんの声もちらほら。
そんな映画館の真向かいも団地住民向けなパチンコ屋だったり、隣の改良店舗「ニュー札東ビル」もまた団地住民の溜まり場であろう場末感漂う飲食店が密集しておりなかなかの香ばしい町並みを見せている。本当はこの映画館も公営団地に付属して整備されたはずのもので、言わば公益施設でエロ映画を流しているという現実。これが「試される大地」の庶民の社交場だ…