名古屋もまた地下街が発達している街で、特に名古屋駅と栄にそれぞれある地下街は地上よりも人通りが多く、愛知県の人口の多さを体感できる場所である。名古屋一の繁華街である「栄」の広小路通の地下にも「サカエチカ」というそのまんまな名称の地下街があり昭和44(1969)年11月の開業以来名古屋市民に親しまれている。地下鉄各線栄駅、名鉄瀬戸線栄町駅から丸栄、名古屋三越といった商業施設の間を結んでいて商店が立ち並び、その中央にある「クリスタル広場」は名古屋っ子の定番待ち合わせ場所。しかし地下街の道幅までも妙に広いあたり、戦後の都市計画でやたら道が広い名古屋らしい特徴である。
