陸援隊のコンテナビル

印西市

2012年4月29日、ゴールデンウィークの最中に関越自動車道藤岡ジャンクション付近で発生し、死者7人、負傷者39人を出した悲惨なバス事故。その原因はバス運転手の居眠り運転によるものだった。

規制緩和によって格安ツアーバスの過当競争が進み、旅行会社とその下請けとなるバス会社との価格のダンピングも過剰化した結果、日本語もろくにしゃべれない帰化中国人のバス運転手が薄給の上交代なしで金沢・高岡から新宿・東京駅・ディズニーランドまで片道500キロ超の道のりを強行する無茶苦茶な運行とバス会社の杜撰な管理体制もこの事故で浮き彫りとなった。このバス事故を契機に格安ツアーバスの規制が強化されたのは言うまでもないが…

事故を起こしたツアーバスを発注したのは大阪府豊中市のハーヴェストホールディングスという旅行会社だったが、仕事を受注したバス会社は千葉県印西市にある「有限会社陸援隊」(旧・針生エキスプレス)。JR成田線小林駅に近い本社ビルを見に訪れた時の画像が上記のものである。なんということでしょう、4階建ての自社ビルが全部コンテナで出来ているではありませんか。建築基準法的にも大丈夫なんでしょうか?

大阪の旅行会社もバス事故を受けて2014年に破産したが、当然こちらのバス会社も事故後に国交省の特別監査が入り、事業認可取り消しの上破産するに至った。

印西市 小林

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