天保山

大阪市港区

大阪市港区にある「日本一低い山」天保山。観光地になっている海遊館のすぐそばにある天保山公園内にその山があり、散歩ついでに「登山」も可能なお手軽な山である。その山の名前通り、江戸時代の天保年間(1831年)に当時の大阪港の浚渫工事を行った時の土砂を安治川河口の当地に積み上げて作られたのが天保山のはじまりという。当初は高さ20メートルあったそうだが、明治時代に土砂が採取されたり戦後の地盤沈下の結果、現在の「標高4.53メートル」に落ち着いた。山頂付近は明治天皇行幸記念碑が天保山の倍ぐらいの高さでそびえていて、さらに頭上には阪神高速湾岸線の天保山大橋が架かっている。きちんと二等三角点もあるれっきとした山で、大阪港駅近くの喫茶「山小屋」で登山証明書ももらえるし、出動回数ゼロの記録を保持する山岳救助隊もあるそうですよ。

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