西武池袋線大泉学園駅から北に1.5キロから2キロ程離れた練馬区大泉学園町一帯は戦前にコクドの前身となる箱根土地会社が造成した郊外型住宅地である。大学誘致を前提としていたために「大泉学園町」の地名がついたが誘致に失敗してしまい地名だけが定着している。大泉学園駅もこの住宅地の造成に合わせて箱根土地会社の負担で作られて現在の西武鉄道に寄贈されている。
鉄道空白地帯なので大江戸線延伸を請願する看板が街の各所に置かれているが、メインストリートとなる大泉学園通り沿いには頻繁にバスが行き交い、大泉学園駅をはじめ武蔵関、吉祥寺方面などの路線バスがある。「風致地区」という名前の交差点がある付近は碁盤目状の街区が広範囲に連なっており練馬区側は概ね優良な一軒家が並んでいるが、北側半分は都県境を跨いで埼玉県新座市栄となっていて、一転して下町臭さ全開の商店街が残っている。