モエレ沼公園

札幌市

札幌市北東部にある「モエレ沼公園」がかなり珍妙な場所だと聞いて訪れた。2005年にグランドオープンした当公園は、それ自体が彫刻家イサム・ノグチ氏(故人)のデザインによって手掛けられた「アート作品」として造成されたもので、広大な面積を誇る公園内には拠点施設を兼ねた「ガラスのピラミッド」を中心に大小様々なモニュメントや、同じくピラミッドを思わせる人工の山が築かれている。

元々このモエレ沼一帯が札幌市のゴミ埋立地として使われていて、自然環境としては危機的状況にあったところを水郷公園として再生させる目的で80年代から計画が始まり、昭和63(1988)年にノグチ氏もプロジェクトに加わったが、同年中に当人が急逝する事態に直面するも、既にマスタープランが完成済であった事などを理由に計画通りに公園の造成が進められた。

公園内で最も高い「モエレ山」(標高62メートル)はゴミ埋立地だった当時に置かれた不燃ゴミと公共残土で築かれた、文字通り「ゴミの山」であるが見事にアート作品を兼ねた人工の山として存在感を放っている。その頂上からは札幌市内のビル群やその背後の山々を拝む事ができる。

札幌市 東区

札幌市 東区

札幌市 東区

札幌市 東区

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