鍬ヶ崎遊郭

宮古市

岩手県宮古市はリアス式海岸が連なる三陸海岸に位置する街で江戸時代から海運が盛んだった事もあり現在の鍬ヶ崎上町には遊郭も設けられた。東北地方最大級の遊郭だったとも言われる場所で、ホテル海幸園の南隣に唯一残っていた妓楼「更科楼」の建物が当時の面影を偲ばせていたが、不運にも2011年3月11日の東日本大震災による津波被害で鍬ヶ崎一帯は壊滅状態になり、更科楼も消滅。真向かいの土蔵が土壁をボロボロに崩しながらも辛うじて倒壊を免れていたのが印象的だった。

タイトルとURLをコピーしました